ガリレオ小説、

コーナー作ろうかな。
今ちまちま製作中なんだ。
前編作り終わったよ。
続きで見れるよ。


でも湯川先生も薫ちゃんも偽者だから、
見ないほうが良いですよ。笑

「……嘘でしょ…」



目の前には38.7℃と表示された体温計。
最近事件ばっかりで、全然休んでなかったから風邪引いちゃったのかな。
頭がくらくらしていたのも、この熱の所為か。
なんて割と冷静に考えながら、体温計をしまう。



「…でも、頑張らなくちゃ、」



いち早く今担当している事件を解決しなくちゃ。
まずは湯川先生のところに行って、事件の詳細を話してこよう。
そう考えて、重い体を無理矢理起こした。











帝都大学理工学部物理学科第十三研究室。
失礼します、掠れた声でそう言うと、
先生は珍しく驚いた表情でこちらを見た。



「…風邪でも引いたのか？」

「え？」

「酷い声がした。」

「あー…最近ちょっと事件が多くて。それで、今回の事件なんですが、」

「少しは休まないか。」

「…熱があるだけですから、大丈夫ですよ。」

「そうは見えないが。」

「だから、大丈夫で…！？」



いきなり、酷い眩暈に襲われた。
ぐらり、と視界が揺れる。
次に来るであろう衝撃を想像して、ぎゅ、と目を瞑る。



「…大丈夫か？」



しかし、いつまで経っても衝撃が来ない。
そっと目を開くと、先生が私を支えてくれていた。



「あ…、すいません。」

「だから無理はするなと言っただろう。」

「…無理なんてしてないです。」

「そうか。なら、この状況はどう説明するんだ？」

「……、」

「…しばらくここでゆっくりした方が良い。」



先生はため息をつきながら言った。



「寝るのが一番だが…君は休めと言っても仕事を休まないだろう？」



呆れたように言う先生に、私はお礼を言うことしかできなかった。